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今回は筆者の愛用シューズの1つである「スポルティバ ジーニアス」のレビュー記事となっています。
ジーニアスは筆者にかなりの衝撃を与えた一足となっています。
ちなみに、この記事を書いている筆者はクライミング歴9年目で以下のシューズを履いてきました。
シューズメーカー | シューズ名 |
スポルティバ | スクワマ ジーニアス |
スカルパ | インスティンクトVS インスティンクトVSR インスティンクト レース ブースティック |
ファイブテン | ハイアングル ハイアングルW |
レッドチリ | ストラトス |
特にスクワマとインスティンクトVSRはお気に入りで各4回リピートしています。
筆者はクライミングシューズを必ず二足以上持ち歩いているのですが、今はそのうちの1足は必ずジーニアスです。
「スクワマ+ジーニアス」or「インスティンクトVSR+ジーニアス」って感じです。
今回の記事ではジーニアスを愛用している筆者が感じたことなどを事細かに書いていきます。
ジーニアスが気になっているという方はぜひ最後までご覧ください!
ジーニアスの基本的な性能情報
アッパー | スエードレザー+マイクロファイバー |
ソール | Vibram XS GRIP2 3.0mm |
サイズ | 33~43(ハーフサイズあり) |
重さ(1/2ペア) | 約220g |
カラー | レッド×イエロー |
販売価格 | ¥21,780 |
参考:LA SPORTIVA ジーニアス 製品情報ページより
ジーニアスの大きな特徴としては、レースアップ・ノーエッジというところでしょう。
最近のシューズはベルクロタイプのものが多い印象があります。
レースアップのクライミングシューズはレースの締め具合で履き心地を調整することが出来ます。
また、ノーエッジのシューズは独特の踏み感がありますが慣れてしまえば武器となること間違いなしです!
筆者の個人的な感想
ここからは筆者が感じたジーニアスの特徴や履いた感想などについて書いていきたいと思います。
- 履き心地:履き心地◎。レースによってキツメ・緩めと使い分けることが出来る。
- トウ:ノーエッジ特有の踏み感があり、慣れるまでは難しいがしっかり踏めます!トウフックも十分に効きます!
- 足裏感覚:ソールは比較的柔らかく、足裏感覚も良い!
- ヒール:オーソドックスな形状で万人受けするヒール
- ソールの減り:柔らかめのソールゆえに減りは早め
- シューズの耐久性:耐久性はかなり高いがレース部分は少し心配
履き心地:レースによってキツメ・緩めと使い分けることが出来る。履き心地◎
このシューズは紐で緩さを変えることが出来るレースアップモデルのシューズです。
横から見るとダウントゥしていることが分かりますね。
足先近くまでレースがあるので自分に合った締め具合でシューズを履くことが出来ます!
レースアップモデルのシューズは履くたびに紐を緩めたり締めたりしなければならず、煩わしいと感じるクライマーも多いはず。
ですが、その煩わしささえも払拭するほどの価値があると筆者は感じています。
筆者の足型はつま先側がかなり幅広、踵側はわりと細めという少し変わった形です。
なので、シューズ選びの際につま先側に合わせると踵がぶかぶか、踵側に合わせるとつま先側がかなり窮屈になってしまいます。
そんな時にレースアップモデルであるジーニアスは真の性能を発揮してくれました。
つま先側を緩め、足首側をキツメに締めることで履き心地を調整することが出来たのです。
レースアップモデルの最大の利点だと言えますね。
履き始めは踏み感が全然違うことに対応できず、かなり困惑しました(笑)
今では本気シューズの1つです!
トウ:ノーエッジ特有の踏み感があり、慣れるまでは難しいがしっかり踏めます!トウフックも十分に効く!
ジーニアスのトウ部分はノーエッジという特殊な形をしています。
ノーエッジという名称の通り、エッジが無く丸いのが特徴です。
筆者の感覚的にはホールドと足先との距離が近く、エッジがあるシューズよりも足先の力が必要だと感じました。
今までノーエッジのシューズを履いたことがない筆者にとっては初めての感覚で数日は全然踏めませんでしたが、色々な踏み方を試していくうちに踏める感覚を掴むことができました。
筆者の場合はつま先側に詰めて履き、エッジのあるシューズよりも指先にグッと力を入れると踏めるようになりました。
ノーエッジ特有の踏み感に慣れるまでは難しいですが、踏む感覚を掴むことができると高い性能を発揮してくれます。
掻き込みに関してはエッジがあるシューズには勝てないのかなと筆者は感じます。
また、トウフック部分は飛びぬけて良いというほどではありませんが十分な性能があります。
外岩で使用する場合はレースの最前部が引っかかってしまうことがあるので注意が必要です。
足裏感覚:ソールは比較的柔らかく、足裏感覚も良い!
ソールはVibram XS GRIP2 3.0mmとなっています。
スクワマと同じソールですが、ジーニアスの方が0.5mm薄いです。
比較的柔らかいソールかつ薄いのでスクワマよりも柔らかさがある気がします。
セパレートタイプであるためシューズも柔らかくボテなどの面踏みもそつなくこなすことができます。
足裏感覚も良く優秀なシューズだといえるでしょう。
ヒール:オーソドックスな形状のヒール
ヒール部分はオーソドックスな形状だと思います。
スクワマやソリューションなどで見られるスポルティバのシューズ特有のボール型のヒールカップではなく、細身のヒールとなっています。
筆者は踵部分が細めなのでフィット感は抜群に良いです。
足首部分のレースをきつくするとヒールの安定性が向上するのでオススメです。
フォロワー様からの意見として、ヒールの赤い部分のフリクションが無く、ヒール部分はあまり良くないといった意見もありました。
筆者の感覚的には最高に良いという場面はないものの割となんでもこなせるヒールといった感じです。
ソールの減り:柔らかめのソールゆえに減りは早め
これはスクワマのレビューと同様ですが、ソールの減りは早く感じます。
柔らかいソールなので削れやすいのはしょうがないものだと筆者は考えています。
シューズの耐久性:耐久性はかなり高いがレース部分は少し心配
シューズ自体の耐久性は高いです。
新品時と比較すると、かなりよれてきてはいますが大きな損傷はありません。
稀に、シューズ自体ではなくレースとレースを通している穴の部分が切れてしまうということがあるようなので、レースをきつく締める人は注意が必要です。
筆者もきつめに締めるのが好きなので心配ではありますが、今のところは全く問題ありません。
ノーエッジという特殊な形状ですが、リソールも可能です。
シューズ自体に大きな問題がなければリソールしてみることをオススメします!
リソールの際、ノーエッジシューズは対象外としている修理屋さんもあるので確認してみてください。
筆者のジーニアスの総評
筆者のおすすめクライミングシューズ
スクワマとインスティンクトVSRのレビュー記事も書いていますので参考にしてみてください!
まとめ
今回の記事では「スポルティバ ジーニアス」についてレビューをしてみました。
シューズ選びの際に参考にしていただければと思います。
ノーエッジシューズはまだジーニアスしか履いたことがないのですが、ノーエッジシューズは上級者向けの一足なのかなと感じました。
ノーエッジによるダイレクトな踏み感・レースでの微調整が可能というのがジーニアスの大きな2つの特徴です。
中級者~上級者のクライマーの方にはぜひとも試してほしい一足となっています。
気になった方はぜひ確認してみてください!
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