※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
今回は沖縄県中頭郡読谷村にある「読谷ボルダー」を紹介していきます。
沖縄県の有名エリアといえば具志頭ボルダーとリード主体の辺戸岬ですが、読谷ボルダーも負けず劣らずの名エリアです!
沖縄観光の有名地である恩納村からも程近く、観光のついでにパッと見に行くことも可能です。
- 読谷ボルダーについて詳しく知りたい方
- 沖縄へのクライミング遠征を検討している方
今回の記事では読谷ボルダーの場所、アクセス方法や有名課題、訪れる際の注意点など様々なことを紹介していきます!
ぜひ最後までご覧ください。
読谷ボルダーの場所とアプローチ
最初に場所や駐車場、アプローチについてです。
読谷ボルダーの場所
読谷ボルダーには2つのエリアがあります。
1つ目が星野リゾート・ホテル日航アリビラ付近にある「アリビラボルダー」と呼ばれているエリア。
2つ目がgala青い海という商業施設近くにある「熟女岩」がメインのエリアです。
エリア間は1.2kmほどで駐車場間は車で移動すると5分~10分ほどです
アリビラボルダー
熟女岩周辺
公共交通機関でも行くことは可能ですが、電車はないのでバスかタクシーになります。
沖縄は車社会で渋滞は日常茶飯事、バスは時刻表通りには来ないことが多いです。
時間や利便性を考えると公共交通機関よりもレンタカーが圧倒的にオススメです!
駐車場から岩場までのアプローチ
どちらも駐車場から岩までは10分ほどで到着します。
アリビラボルダー周辺の駐車可能な場所
アリビラボルダーのあるカナイビーチ前に3台ほど駐車可能な空き地があります。
浜辺に出て右側に歩いていけばアリビラボルダーへ到着します。
熟女岩周辺の駐車可能な場所(※路駐)
熟女岩周辺は駐車場がなく路上駐車する形になります。
周辺には大きめの道路がありますので上手い具合に停める必要があります。
グーグルマップで大体の駐車位置を探せますので見てみてください。
観光施設駐車場を利用するのでしたら必ず施設利用を行うようにしましょう。
ナッコウリ浜へ出て右側に歩いて行けば熟女岩へ到着します。
※潮位によっては濡れることがありますのでサンダルか替えの靴下を持っていきましょう。
読谷ボルダーの3つの魅力

- 岩と空と海の組み合わせによるロケーションが抜群!
- アプローチは砂浜メインで近い。(徒歩5分~10分)
- 高グレード課題が揃っている。
岩と空と海の組み合わせによるロケーションが抜群!
波音を聞きつつ登る。
綺麗な海を見ながらレスト。
登るのに疲れてきたら少し泳いで昼寝する。
読谷ボルダーでは沖縄らしい時間を堪能できて本当に最高です!
岩を登っている写真は最高の1枚になること間違いなしです。
アプローチは砂浜メインで近い。(徒歩5分~10分)
国内の岩場の中でもアプローチはかなり楽な方に入ると思います。
海岸沿いを歩くので足首辺りまで濡れることもありますが、高低差もさほどなく駐車場からの距離も近いのはかなり魅力的です!
高グレード課題が揃っている。
読谷ボルダーは低グレードが少なく、高グレードの課題が多いエリアです。
アリビラは4級1本、2級2本、他は初段以上で2段まで、熟女岩付近の課題は4級1本、3級1本、他は1級以上で3段までという高グレード地帯。
最近課題が設定された熟女岩付近の大岩(写真の岩)の課題も3級1本に残りは初段~3段です。
両エリアにある4級はどちらもルーフにあるので初心者には少し厳しいエリアかもしれませんが、中上級者にとっては素晴らしいエリアともいえます。
岩質ついて

読谷ボルダーの岩は「琉球石灰岩」です。
岩肌は刺々しく、少し欠けやすいのが特徴です。
手に刺さると言われていますが、慣れてしまえば問題ありません。
初の沖縄遠征という場合には少しの流血は覚悟していた方が良いかもしれません。
同じ岩質の具志頭ボルダーでゴルフグローブや軍手で登っている遠征クライマーの方々に会ったことがあります。
素手よりはマシかもしれませんが、棘が余計に引っ掛かり危険だと思うのでやめておいた方が良いかと筆者は感じました。
デッドムーブで保持からの落下という流れが指皮を持っていかれやすいのでいつもより丁寧なムーブを心がけてみてください。
人気課題は岩が安定していますが、それ以外の岩は安定していない場合がありますのでご注意ください。
周辺環境とそれに伴う注意点
ロケーション抜群、アプローチも簡単な読谷ボルダーですが注意点がいくつかあります。
- 独特の岩質で流血の可能性大。テーピングと最低限の救急道具を持っていきましょう!
- 脆い岩がある
- 大雨後、数日は染み出しが発生する可能性あり
- 熟女岩周辺の電波は基本的にありません(機種によっては電波はいることもある)
- 潮の影響を大きく受ける(熟女岩周辺は満潮時は危険!)
独特の岩質で流血の可能性大。テーピングと最低限の救急道具を持っていきましょう!
前述したとおり、琉球石灰岩なので岩質は刺々しいです。
テーピング、絆創膏や消毒液などは持っていくようにしましょう。
脆い岩がある
そして、琉球石灰岩は脆いものも多いです。
割れるというよりはポロっと取れるようなことが結構あるので気をつけてください。

僕も何回か経験していますが、予想もしていないときに取れます。
少しでも危険を感じたら降りる選択も重要です。
大雨後、数日は染み出しが発生する可能性あり
沖縄の外岩あるあるなのですが、雨のあと2~3日は染み出しが発生することはよくあります。
ルーフだと快晴なのに水が滴っているなんてことも….。
ただ、染み出しを覚悟して行ったら乾いていたなんてこともあるので予測は難しいです。
とにかく、大雨の次の日は少しだけ期待値低めで行くのがオススメです(笑)
熟女岩周辺の電波は基本的にありません(機種によっては電波あり)
次に電波についてですが、熟女岩周辺はほぼ圏外になります。
たまに電波が入ることもありますが期待はしない方が良いです。
海側に行くと電波が入ることもあるので、どうしてもという時にはやってみてください。
潮の影響を大きく受ける(熟女岩周辺は満潮時は危険!)
最後に、両エリアとも潮の影響が大きく満潮時は登れなくなります。
特に熟女岩付近は入り江になっているため、満ちてくる前に帰らないと取り残されてしまう危険性がありますので潮見表は必ずチェックして早めに帰るようにしましょう。
潮見表の見方は次の見出しでまとめていますので参考にしてみてください。
そして、大潮の時に結構な高さまで波が来るので忘れ物はほとんど無くなりますので気をつけてください。
読谷ボルダーはグレードや潮の関係上、中級者~上級者向けの岩場といえるのかもしれません。
怪我・事故のないよう安全なエリア利用を心がけましょう。

僕は昼寝をして取り残されたことが1度あります。
太ももあたりまで濡れましたが、どうにか帰れました。
潮見表の見方を解説
読谷ボルダーは潮位の影響を大きく受けるエリアです。
特に、熟女岩周辺は入り江になっているので潮見表を見誤ると大変なことになるので見方は必ず覚えておきましょう!
数値に関しては筆者の経験に基づくものなので参考までに。
読谷村(都屋)エリアの潮見表を見る。(※色々なエリアがあるため間違わないように!)
次に干潮の時間と潮位を見ていきます。
僕の基準だと潮位80㎝以下の時間は登れると判断します。
なので、下の潮位表の場合はそれぞれの判断になります。
午後1時半の前後2時間は登れそう。

登りに行かない。

ちなみに、潮位80㎝付近でのアプローチも足首辺りで濡れることがあります。
読谷ボルダーでは天候と同じくらい潮位も重要です。
潮位とのタイミングが合わなければ、天気や岩のコンディションが良くても登りには行けません。
沖縄遠征の際には良い波に恵まれることを願っていきましょう。
天候や潮に恵まれなかったときはジムや公共施設で登るのもオススメです!
読谷ボルダーの代表的な課題

具志頭ボルダーと同じく、琉球石灰岩が点在している岩場です。
読谷ボルダーは低グレードが少なく、高グレードの課題が多いエリアです。
アリビラは4級1本、2級2本、他は初段以上で2段まで、熟女岩の課題は4級1本、他は1級以上で3段までという高グレード地帯。
最近課題が設定された熟女岩付近の大岩(写真の岩)の課題も3級1本に残りは初段~3段と複数のプロジェクトです。
両エリアにある4級はどちらもルーフにあるので初心者には少し厳しく、中上級者向けの岩場といえると思います。
読谷ボルダー アリビラの看板課題
アリビラの看板課題はカチパー・ポケパー(初段)、ヒージャー(初段)です。
読谷ボルダー 熟女岩周辺の看板課題
こちらの看板課題は熟女岩にある奴樽蔵/やったるぞう(2段)、ゴーダチャンプルー(初段)、泡盛残波(1級)です。

全て同じガバスタートで緑が泡盛残波、赤が奴樽蔵、青がゴーダチャンプルーです。
筆者のオススメ課題

筆者のおすすめは熟女岩の奴樽蔵/やったるぞう(2段)、熟女岩付近にある抱擁/ほうよう(1級)とsafe house(2段)です。
サムネイルに使用されている画像のものがsafe house(2段)です!
ライン取りは写真のような感じです。
次の章でも紹介しますが「the Crag」にも載っていますので参考にしてみてください。

抱擁(1級)は全然ガビてなく、沖縄にはあまりないタイプの課題で筆者の好きな課題の1つです!
参考になりそうなサイトやブログの紹介
沖縄県のボルダーのトポを探している方も多いと思いますが、現在は紙媒体のトポは販売されていません。
昔に少量の発行がありましたが、かなりのレア物です。
筆者がクライミングを始めた10年前ですら、紙媒体のトポを持っているクライマーは数えるほどしかいませんでした。
今回は参考になりそうなサイトとブログを発見しましたので共有致します。
※見つけたら随時更新していく予定です。
- the Crag(沖縄在住の海外クライマーが運営しているオンライントポのサイト)
- 沖縄ボルダリング日記R。(大先輩のブログで読谷ボルダーも多数掲載されています)
ライン取りや岩探しの参考になると思います!
読谷ボルダー周辺のホテル、観光地、美味しい食事処をご紹介
こちらには個人的なオススメを載せておきます。
せっかくなので訪れてみてください!
読谷ボルダー周辺の観光スポットは色々ありますが、筆者がオススメするのは以下の4つ!
1.陶芸体験
エリアのある読谷村は沖縄県内でも陶芸が有名な地区です。
陶芸家たちの工房が集う「やちむんの里」と呼ばれるところもあります。
自分ならではの焼き物をつくったり、陶芸家の作品を見学・購入できるのでオススメです!
2.琉球ガラス体験
熟女岩付近にある商業施設「Gala青い海」でも琉球ガラスづくりは体験できます!
とても綺麗な色の琉球ガラスのアクセサリーやグラスは沖縄らしさもあり、思い出に残るお土産になること間違いなしです。
3.残波岬灯台
沖縄の雄大な自然を堪能できるスポットです。
一面に広がる青い海はとても綺麗です!
読谷村は西海岸にあるので夕焼けの時間に訪れるのもオススメです。
4.シュノーケリング
沖縄らしい観光といえばシュノーケリングを思い浮かべる方も多いはず。
恩納村の真栄田岬にある「青の洞窟」は超有名シュノーケリングスポットです!
沖縄の自然と海を一望できるジップライドは爽快感が抜群でとてもオススメです。
コースの途中にはホールドを登っていくエリアもあります。
小さな壁ですが、クライマー同士なら確実に盛り上がります!
周辺でオススメするのは以下の3つ!
- 沖縄料理 花笠
- 花織そば
- シーサイドドライブイン
1.沖縄料理 花笠
こちらは「御菓子御殿 読谷本店」のすぐ隣にある食事処です。
ゴーヤーチャンプルーや海ぶどう、ジーマミー豆腐など沖縄らしい料理が食べられます。
外観も沖縄らしさがあり、お値段も高くないので沖縄土産を買うついでに訪れてみて下さい!
2.花織そば
読谷村でも美味しいと有名な沖縄そば屋さんです。
昔からある地元の有名店といった感じでお昼時には行列ができることもあります。
美味しいのでぜひ行ってみて下さい!
読谷ボルダーからは少し距離があるのですが、紹介します!
シーサイドドライブインは沖縄のドライブコースの休憩スポットとして定番です。
建物のすぐ側が海、テイクアウトは深夜まで営業、沖縄特有のアメリカンでレトロな雰囲気がオススメポイントです。
イートインは20時までなので注意です。
観光で訪れる感じではないかもしれませんが、個人的にオススメなので紹介しました。
まとめ
今回の記事では読谷ボルダーの情報を出来るだけ詳しく紹介してみました。
岩数や課題数は多くないものの内容やロケーションは具志頭ボルダーと比較しても遜色のないエリアだと思います!
読谷ボルダーは駐車場が少なかったり、潮位の問題もあるのでマナーや安全面には配慮して訪れるようによろしくお願いいたします。
思った以上に画像や動画素材が少なく、現段階で課題にいて共有できる部分が少なかったのが残念でした。
随時更新していけたらなと思います。
この記事がクライマーの皆様の役に立てば嬉しいです。
その他の気になることがありましたら、コメントやお問い合わせにて御連絡ください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
コメント