【スカルパ ドラゴ】トップクライマ―御用達のクライミングシューズ、ドラゴを徹底レビュー!

クライミングシューズ

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こんにちは、トウマ(@toma_fullcrimp)です!

今回は僕がハマり始めているクライミングシューズ「スカルパ ドラゴ」のレビュー記事となっています。

2022年のBJCやLJCで最も履かれていたクライミングシューズがドラゴです。

大人気シューズをレビューしてみようかと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

この記事はこんな方にオススメ
  • 新たなクライミングシューズの購入を検討している人
  • 柔らかめのシューズを探している人
  • ドラゴの性能について知りたい人
  • ドラゴの履き心地・使い心地が気になる人

ちなみに、この記事を書いている筆者はクライミング歴10年目、それなりに多くのシューズを履いてきました。

メーカー名シューズ名
スポルティバスクワマ×4足+リソール2回
ジーニアス
スカルパインスティンクトVS
インスティンクトVSR×7足
インスティンクト レース
ドラゴ×2足
ブースティック
ファイブテンハイアングル
ハイアングルW
レッドチリストラトス
筆者のクライミングシューズ遍歴

パッと思い出せる範囲ですが、この様なクライミングシューズを履いてきました!

特にスクワマとインスティンクトVSRはお気に入りです。

スクワマは4足購入+リソール2回、インスティンクトVSRは7足購入しています。

そして、最近はドラゴにハマってます。

今回の記事ではドラゴの長所・短所などを事細かに書いていきます。

ドラゴが気になっているという方はぜひ最後までご覧ください!

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ドラゴの基本的な性能情報と外観

ドラゴの基本的な性能情報と外観は以下のようになっています!

アッパーマイクロファイバー
ソールVibram XS GRIP2 3.0mm
サイズEUR34~47(ハーフサイズあり)
重さ 約205g(#40 1/2ペア)
カラーイエロー×レッド
スカルパ ドラゴ 性能情報
ドラゴの外観

日本国内のオンラインショップだと、34~45(ロストアロー)、35~42(パンプ)などサイズ展開は店ごとに異なるようです。

実は、ドラゴはフューリアの後継モデルです。

フューリアの前部ベルクロを省略してトウラバーを延長してヒールカップ剛性を高めてトウとヒールフックの性能を向上させたのがドラゴです。

ドラゴを横から見るとこのようになっています。

ダウントゥはかなり強めなクライミングシューズとなっています。

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筆者の個人的な感想

筆者のドラゴへの素直な感想は以下の通りです。

履き心地:ターンインとダウントゥが強いため、癖は強い

トウ:ボテもジブスも踏めるが指の強さは必要、トウフックも良い

サイズ感:攻めすぎない方が良さそう

足裏感覚:ハリボテの面踏みに強く、小さいジブスもしっかり感じる

ヒール:良い、ヒール部分が薄いので筆者は慣れるまでに少し苦労した

ソールの減り:結構はやい

シューズの耐久性:丈夫な印象

履き心地:足入れは良好。ターンインとダウントゥが強いため、癖は強い

ドラゴを買う前には試し履きが必須のクライミングシューズです。

履き口部分はメッシュ素材になっていて広がるので足入れは良好な印象です。

ただし、スカルパのシューズの中でもターンインとダウントゥが強めに設計されているため履き心地は癖の強いものになっています。

足入れは悪くないもののつま先に向かっていくほど詰まっていくような履き心地。

シューズは細めなので足形が幅広の方にはよりキツイ印象になると思います。

サイズ感:攻めすぎない方が良さそう

筆者は現在までに2足のドラゴを購入しています。

サイズはEURで37と37.5を購入しました。

ちなみに、スカルパのサイズ換算は下記のようになっています。

EU表記3536373839404142434445
cm換算22.523.123.724.324.925.526.126.727.327.928.5

筆者の足のサイズは23㎝なので換算表によるとEUR36が適正サイズになり、現在は37.5でかなり緩いサイズを履いていることになります。

感覚的には37がキツメ、37.5でジャストのような気がしています。

筆者はサイズの割に足幅が広めなので大きいサイズとなっているのだと思います。

同じスカルパのインスティンクトVSRは37がジャスト、37.5は少し大きめに感じます。

ドラゴのサイズ選びの際には参考にしてみてください。

トウ:ボテもジブスも踏めるが指の強さは必要。トウフックも良く強傾斜に強い!

ドラゴ トゥ部分
テンションシステム

ドラゴのソールはビブラムXSgrip2でスクワマやインスティンクトVSRと同じです。

トウ部分の踏み面の特徴をザックリまとめると、点設置も面設置もそつなくこなせるシューズ。

トウラバーは柔らかくのっぺりとしていて大きい形、インサイド側に小さな穴がいくつか並んでいます。

アッパー部分が柔らかいのでシューズ自体の剛性は抑えられていて、小さな粒などのつま先系(点設置)は足指の強さで少しカバーする必要があります。

ドラゴにはスカルパ独自の「テンションシステム」という技術が採用されています。

ヒールからつま先にかけてオレンジのゴムのようなもので繋がっていて踏み込みの際に効率よく力がかかるようになっています。

また、ハリボテなどの面踏みは得意な柔らかさなので安心感は抜群です。

多少の足指の強さは必要ですが適度に剛性も高いため、粒系も面系も対応してくれます。

ダウントウ、ターンインが強いためトウフックの際には少しコツが必要ですが、トウフックも苦手ではないシューズです。

ダウントウとターンインが強いドラゴは強傾斜に滅法強いクライミングシューズです。

つま先に力が集約するように設計されているため強傾斜での足の残り方はかなり良いです。

とても良いシューズなのでぜひ挑戦してみて欲しいです。

塩原ルーフのカランバにはピッタリでした!

足裏感覚:繊細で全ホールドをしっかり感じる

テンションシステム
つま先を避けた縫い目

ドラゴの足裏感覚は良いです。

ドラゴには3つの工夫が施されています。

それは「テンションシステム」と「つま先部分の縫い目」、「シャンクの省略」です。

テンションシステムとはヒール側からつま先に向けていれられたオレンジの部分のことです。

それによって踏み込みの際には力が入りやすいようになっています。

また、ドラゴのつま先部分の縫い目は指先を避けるように仕上げられていて足先の繊細さをグッと底上げしています。

剛性を高めるためのシャンクも入っていないためシューズ自体の剛性が抑えられていて柔らかい作りとなっています。

それらの工夫も相まってドラゴの足裏感覚はかなり繊細でどんなホールドでも感じることができます!

ヒール:良い、ヒール部分が薄いので筆者は慣れるまでに少し苦労した。

ドラゴ ヒール1
ドラゴ ヒール2

ヒール部分のソールもビブラムXSgrip2が採用されています。

ドラゴのヒールは少し細めで角度が浅くもなく深くもない感じ。

筆者が最も気になったのは薄さです。

同メーカーのインスティンクトVSRはヒール部分がしっかりとしていて硬く作られています。

比較したとき、ドラゴのヒールは柔らかくて薄い。

ホールドの感触が結構あること、柔らかいので自分の力でかける押し付ける必要があり少し苦手でした。

筆者はその違いに慣れるのに少しだけ時間を要しましたが、今では何も心配なく信用性は抜群です。

使用していても脱げることはなく安心して履いています。

ソールの減り:結構はやい

ソールはVibram XS GRIP2 3.5mmです。

ソール自体は柔らかめでソールの減りはそれなりに早いです。

ハードに使う筆者の場合は平均2か月ほどでソールが無くなります。

シューズの耐久性:丈夫な印象

まだ2足目でソールが無くなるまでに2か月ほど、シューズ自体の耐久性を知るには時間が足りていないです。

ヒールの引っ張る部分やベルクロは頑丈です。

現状では全く問題ありません。

今までのスカルパ製品と2足のドラゴの状態を見るに丈夫な印象があります。

ここに関しては随時更新していきます!

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インドアと外岩で使ってみた感想

ジムでは強傾斜とボテ踏みに対して強く、粒踏みは少し苦手。

どんな課題にもしっかり対応してくれます。

外岩は御岳と塩原、具志頭で使用しています。

御岳との相性は良い

塩原との相性は良い(野立ルーフとはかなり良い)

具志頭との相性は普通

のっぺりとした岩が多い川ボルダーとの相性は比較的良さそうです。

そして、強傾斜に強いという点から野立岩のルーフ課題には特に相性が良い印象です。

筆者はドラゴのお陰もあり、カランバを完登することが出来ました!

具志頭との相性は普通でした。

具志頭ボルダーは元々の岩が尖っていて引っ掛かりが強いため、ドラゴでなくても足は残ります。

相性自体は悪くないもののソールの柔らかいドラゴでいくのはダメージの観点からオススメはしません。

筆者が感じたドラゴの短所と長所

短所

履いた時の癖が強い

トウフックとヒールフックは少しコツが必要

柔らかいので粒踏みのときには足指の強さが必要

長所

強傾斜に滅法強い

粒踏みも面踏みもそつなくこなせる

ここでは短所と長所としていますが、いわゆるシューズの特徴という感じで捉えてもらえると嬉しいです。

特にドラゴはスカルパが出している中でもターンインとダウントウが強くて癖のあるシューズです。

ですが、全体的にバランスはかなり良くて課題を選ぶということはあまりありません。

癖の強さやシューズの特徴から上級者向けのクライミングシューズだと言えるでしょう。

ちなみに、ドラゴはBJCやLJCでの人気シューズの1つです!

筆者の中でもかなり良いシューズという立ち位置です。

癖は強いものの特徴を理解して上手く扱えると最高のシューズになると思います!

まとめ

今回の記事では「スカルパ ドラゴ」のレビューをしてみました。

ジムだけでなく、外岩でも活躍してくれるクライミングシューズです。

柔らかめで中外兼用できるクライミングシューズが欲しいという方にはオススメとなっています。

強傾斜が好きな人にはよりオススメです!

迷っている方は取り扱っているクライミングジムやアウトドアショップへ試し履きに行ってみてください!

シューズ選びに悩んでいる方は、ぜひドラゴを検討してみてください。

以上、トウマ(@toma_fullcrimp)でした。

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