今回は「ボルダリングの始め方 初めてクライミングジムに行く前に知っておきたいこと」ということで、ボルダリングをまだ始めていない方向けの記事となっています。
クライミング歴9年目、クライミングジムでのスタッフ歴3年目の筆者がジムの探し方・選び方に加え、利用料金や準備するもの、クライミングジムならではのルールやマナーについてまとめていきたいと思います。
最近はオリンピック効果もあり、テレビ番組などでもクライミング(主にボルダリング)を見たという方も多いでしょう。
楽しそう!やってみたい!
でも、どんな所なのか分からないから行きづらい…。
今回の記事は、そんな皆さんの背中を押してあげられるようなものになっています。
行ってみたいけど迷っているという方はぜひ読んでみてください!
クライミングジムの探し方
まずはお近くのクライミングジムを探してみてください。
Googleなどで「○○県 クライミングジム」または「○○県 ボルダリングジム」と検索するだけでOKです。
東京都や大阪府などはクライミングジム数が多いので、○○区や○○市などで絞って検索するのもオススメです。
クライミングジムの選び方
どんなジムに行けば良いのか分からない方も多いと思います。
最寄りのジムに行ってみるということでも良いですが、せっかく行くなら自分に合うジムに行きたいですよね。
ボルダリングができるクライミングジムなのか
今回は「ボルダリングの始め方」ということなのでボルダリングが出来るジムなのかどうかを調べる必要があります。
一言でクライミングジムといっても色々な種類があります。
- ボルダリング専用のジム(所謂クライミングジム)
- ロープクライミング専用のジム(ロープなどを使い高い壁を登る)
- ボルダリング・ロープクライミングの両方ができるジム
最も件数が多いのは「ボルダリング」と呼ばれる種目を楽しめるジムです。
高さ4m前後の壁がずらりと並んでいるタイプですね。
ほとんどのジムがボルダリング専門なので、あまり気にしなくても良いですが一応確認してみてください。
検索してみて見つかったジムがロープクライミング専用のジムでなければ問題ありません。
店内の雰囲気や設備はどうか
次にジムの具体的な選び方についてです。
まずは、見つけたジムのサイトかSNSを確認してみて下さい。
一例として、筆者が住んでいる沖縄県のジムの写真を載せます。
ジムによって壁の雰囲気が全然違いますね。
壁の形・色、ついているホールドなどにもジムの個性がでています。
最寄りのクライミングジムに行くのも良いですが雰囲気をみてみるのも大事だと思います。
直感でビビッときたジムに行ってみるのも全然アリです。
とはいっても直感で選べないという人もいると思うのでサイトやSNSで見て欲しいポイントをまとめます。
この中から重要視しているものが実際にあるか確認してみてください。
筆者が初心者に特に確認してほしいのは、
- キッズウォール・ビギナーウォールがある→初心者が登りやすい雰囲気になっているため
- 傾斜の緩い壁面が多いジム→初心者は傾斜の緩い壁に集まるので、その壁が2面以上あるかどうか
- 登らない間の休憩場所があるか→椅子などがなく休憩中は地面に座るジムも多数ありますので気になる方は座る場所があるかどうか確認してみてください。
- 更衣室の有無→衣料品店の試着室のような感じのジムも多く、しっかりとした更衣室が無い場合もありますので気になる方はチェックしてください。
子供連れの場合は、
なども気になるポイントだと思うので確認してみてください。
ボルダリングをするのに必要なもの
実は、必要なものはほとんどありません。
これだけあればボルダリングをしに行くことができます。
着替えなくても良いという人は靴下と利用料があれば登れます。
本当に気軽に始めることのできるスポーツですよね。
登ると汗をかくと思うので着替えは持っていくことをオススメします。笑
また、ボルダリングをする際には専用のクライミングシューズを履くことになります。
シューズをレンタルするには靴下は必須なので絶対に忘れないようにしましょう。
体育館シューズや上履きを持ってくる方がたまにいますがクライミングシューズとは全然違うので基本的にはレンタルすることになります。
子供でサイズがない場合のみ上履きを可としているジムもありますので気になる場合は確認してみてください。
ジムの利用料金について
ボルダリング1回にかかる金額は大体1000円~4000円です。
ジムによって料金が異なるので幅ができています。
おおよその内訳は以下の通りです。
初回登録料 | なし~1500円 |
ジム利用料 | 500円~2000円 |
レンタル料 | チョーク100円~200円 シューズ200円~500円 |
初回登録料があるかどうかはジムによって異なります。
初回登録が必要なジムでも初回登録なしで利用できるビジター料金が設定されている場合もありますので、確認してみてください。
ジム利用料もお店によって全然違います。
1時間あたりに料金が発生するジムもあれば、半日料金・一日料金といったものもあります。
筆者が見てきた中で最も安いジムは1時間500円でした。
レンタルは主にクライミングシューズや滑り止めのチョークです。
クライミングシューズを持っていない場合はレンタル必須です。
支払いは後払いのジムもありますが、前払いのところが多いと思います。
また、現金払いのみ、QR決済は使えるけどカード払いが出来ないというジムも多いので確認必須です。
心配であれば現金は必ず持っていくようにしましょう。
最初は使わないと思いますが、利用料金に関しては一回ごとではなく複数回分の回数券や一か月パスなどもあります。
ハマって何回も登りに行くことを決めた人は検討してみると良いと思います。
初回来店時の流れ
大体のジムは下記のような形で進んでいくと思います。
- 受付・料金説明
- シューズのサイズ合わせ
- 初回講習
- 自由に登れる時間
教えてもらえるのかなど心配だと思いますが最初に必ず教えてもらえるので心配しなくても大丈夫です!
初回講習後は自由に登れます。
登り方などのアドバイスはスタッフの方に気兼ねなく聞いてください。
しっかりと教えてくれるので登り方や気になったことなどはどんどん聞いてみるのがオススメです。
クライミングジムでのマナーを知っておこう
登り方のルールは登りに行ったときに説明を受けるのでこちらでは割愛致します。
今回、初心者の方に知っておいてほしいのはみんなで楽しく登るためのルールについてです。
- 登っている人には近づかない(特に背後には立たない)→登っている人は不意に落ちてきます。落ちた人も下敷きになった人も大怪我をしてしまうので絶対に近づかないようにしましょう。
- マットの上で座り込んだり、遊んだりしない→クライミングジムにあるマットは落ちてくるときの安全確保のためのものです。マットの範囲内は全て危険地帯となっているので登るとき以外はマット外にいるようにしましょう。
- グループで一つの壁を占領しない→ボウリング場のように一つの壁を一グループで使う方がいるのですが、クライミングジムではNGです。みんなで共有することになるので譲り合いながら使うようにしましょう
上記の内容も初回講習の際に説明されるのですが、子供だけでなく大人の方でも早く登りたい気持ちが強くなってしまい登り方の部分しか聞いていない方が多く、何度も説明・注意する部分となっています。
ボルダリングは個人競技のスポーツですが、周囲の方々と壁を共有して遊ぶことになります。
このマナーを知っていれば怪我のリスクも最小限になり、ボルダリングをより楽しむことができると思います!
皆で楽しく登れるような環境にしていきましょう!
基本ではありますが、初回講習はしっかりと聞くようにお願い致します👍
まとめ
今回は「ボルダリングの始め方 初めてクライミングジムに行く前に知っておきたいこと」」ということで、ボルダリングをまだ始めていない方向けの記事を書いてみました。
最後まで読んで下さった方はクライミングジムの探し方・選び方に加え、利用料金や準備するもの、クライミングジムでのマナーまでしっかりと知ることが出来たと思います。
あとは、勇気を出してクライミングジムに行ってみるだけです!
今回の記事を読んで、ボルダリングの始め方が分かった!ボルダリングを始めてみたい!という方が増えていくと嬉しいです。
今後もクライミングについての情報発信をしていきますのでよろしくお願いいたします。
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